SNS企業アカウントの悩み【ナカノヒト】を8年やってみて

新型コロナウイルスが流行した頃から活動を制限された多くの企業がSNSに力を入れるようになってきました

そこでSNSの企業アカウントの運営を任されていろいろ試行錯誤してるかたも多いと思います

特に小さな会社の企業アカウントは反応をもらうことが難しいです(まず見てもらえません

私は自営業者としてTwitterを8年、Instagramを3年運営を続けています

今回は自分の運営法の整理と悩みや苦労を共有していけたらと思います

主にTwitterでの経験談です

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目次

知ってほしいこと

始める前に

SNSは魔法のツールではありません

特に今は多くの企業がアカウントを開設し運用しています

適当に投稿しても認知度が上がることはないです

ある企業アカウントさんが「SNSは農業みたいなものだ」とつぶやいたのを見てとても共感した覚えがあります

  • 農作業をするためにまず土地を借りる(アカウント開設)
  • 畑を耕し整備して(プロフィールなど整えて)
  • 種をまく(投稿する)

このように考えるとすぐに成果がでるものではないと分かりますよね?

いつになるかわからない収穫まで我慢強く丁寧に取り組む必要があります

インターネット広報部

SNS担当は企業の広報と同じです

会社の魅力を発信する、質問にも答える。

なので会社や商品に対する理解を深めていく必要があります

そして1人に任せすぎない 周りにSNSの担当を任せたことを知らせ業務の一つと認知する

担当1人に任せすぎると投稿内容のネタに困ったり、見える数字(フォロワー数、いいね、インプレッションなど)の伸び悩みに困ったりします

相談できる人がいるだけで負担は全然変わります

できるだけ写真や動画の撮影にも協力してほしいです

写真や動画を添えるだけも投稿の幅が違いますし反応も変わってきます

Twitterも文章だけでは流されてしまいます

Instagramは写真がメインになってくるので写真素材になるものはたくさんあった方が助かります

分かりやすい数字で判断しない

「フォロワー数」「いいねの数」「インプレッションやリーチなどのアナリティクスの数」はわかりやすく

フォロワー数の順調な増加が軌道に乗った運営だと判断されがちです

あとで詳しく書きますがフォロワー数を追っても意味がないと私は判断して方向を変えました

テキストコミュニケーション

文章のみのやり取りは難しいことも出てきます

SNS運営をしていて意外と難しいと感じたのが、コメント欄にくる質問です。

SNSの性質なのか質問が短文で送られてくるので相手の質問の意図を理解するのに時間がかかることがあります。

文章にすると書いてる言葉に違和感を感じることも出てくるので、文章術は勉強して損はないと思います。

実際に悩んだこと

挨拶ツイートだけになる

通常の仕事+SNSの投稿となると作業の多い日は、朝の「おはようツイート」と「お疲れ様ツイート」しかできないこともほとんどです

どこまでくだけるか

硬い印象で発信していてもファンはついてくれません

そこでどこまでくだけて発信するかがアカウントの個性にもなりますし反応も増えていきます

そこは企業イメージとのバランスになるでしょう

ナカノヒトの日常もどこまで見せるかも難しいところです

SNS担当の家庭でのイベントも投稿ネタとして助かりますが、どこまで見せるかも人によってでしょう

同じ企業アカウント同士でフォローし合う

企業アカウント(特に知名度がない小さな会社)はピンポイントで興味を持ってくれた人以外なかなかフォローしてもらえません

そこで反応をもらいやすい企業アカウント同士でフォローし合うことが増えていきます

でもこれは届いてほしい場所に繋がるかは考える必要があります

フォロワー数を追わなくなった

始めたころはフォロワー数を増やすことを頑張っていました

しかし企業アカウントということか思うように増えていきません

フォロワーを増やす作戦として

  • 相互フォローアカウント、企業アカウントをフォローする(フォローバック狙い)
  • フォロー&リツイートでプレゼントキャンペーン(予算があればかなり効果的です)

などがあります

しかしある程度いったところからフォロワー数を追うのを辞めました

フォロワーが増えることは自分のアカウントの存在を少しでも多くの人に知ってもらえる可能性が増えると思います

しかしそうやって伸ばしていっても本当に自分が発信してるものが届いてほしいところ(将来お客様になってくれる可能性がある人)に伝わるのか疑問に感じたのです

フォロワーの中身は相互アカウント、企業アカウント、懸賞アカウントがほとんどになります

数を増やしていくのは進んでいるように思えるのですが

これでは意味がないと思い自分から進んで増やしていくことはやめました

数を意識することに疲れてしまったのもあります

SNSが苦痛に感じてきたタイミングでアルゴリズムの変更でインプレッションがガクッと落ちたのもけっこうショックでした(やり方を変えないと反応が伸びないため)

アルゴリズムの変更

アルゴリズムの変更(どのような投稿だと反応が伸びやすいみたいなもの)が定期的にあるので、毎日投稿した時間や内容からインプレッション数をチェックして試行錯誤するのも大切だと思いますが、あまり追い求めると続けるのが辛くなってきます

それよりは興味が出てキーワード検索したときに少しでも見つけてもらえるように、どんな悩みのときに欲しくなるか?どんなキーワードで検索するかを考えるようにしました

お客様になりそうな人の悩みを解決できるような投稿を増やしていった方が将来的にいい結果につながると思ってます

運用方法で考えたこと

時間を決める

  • 投稿する時間
  • 投稿ネタを考える時間
  • SNSのことを考えない時間
投稿する時間

投稿する時間を決めました。理由は発信を習慣にするためと反応の違いを確認するためです。

投稿ネタを考える時間

1週間単位で投稿内容をまとめて考えるようにしました。そうすることで計画的に投稿に使う写真や動画を撮影することができ、直前に何を投稿しようと悩むことが減りました。(特にInstagram)

SNSのことを考えない時間

SNSは気をつけないと時間を奪われます。私は個人のスマホで始めたので夜や休日にコメントがくると返信をどうしよう?と気になって頭の切り替えが鈍くなってしまいました。

今は見る時間、返信する時間を決めて触らない時間を作るようにしたらSNSとの付き合いかたがラクになりました。

投稿の型

いろんな企業アカウントを見てるとだいたいこのパターンになってきます

  • ナカノヒト型
  • ソバのキャラ型
  • インフォメーション型
ナカノヒト型

1番多いSNS担当の人が企業や担当個人の行動を発信していきます

ソバのキャラ型

新発売やお得情報を企業マスコットが発信することでセールス感を和らげる(ローソンさんが良い例)

インフォメーション型

日常は発信せずイベント情報や商品のみのアナウンス(すでにファンがついてる必要がある)

炎上のリスクはほとんどない

対面では言わない言葉を書かなければ炎上はしないでしょう。

1度だけコメントで商品に対して知識マウントっぽいかんじでコメントされたことがあります。

いろんな人が自由に見れるコメント欄なのでしっかり説明しようと焦りましたが、そういうときは会話のキャッチボールが上手くいかないものなのでムキにならずに淡々と「ありがとうございます」や「ご意見参考にさせていただきます」と返していけばいいです。

最後に

私自身うまくSNSを運用できてないと思います

“企業アカウント“ということで固く考えすぎなのかもしれません

もっとフレンドリーに向き合っても良いのかなと思うこともあります

企業アカウントはどうしても宣伝ぽくなると一般の人たちからは敬遠されて反応が下がります

今は多くのSNS運用法の本が出ていて、有名企業アカウントさんたちのコミュニケーション型でうまく運用した例の本もあります

しかしそこまでSNSに多くの時間をかけれない企業も多いと多いでしょう

私は「もっとうまくSNSを使えたら……」と時間とのバランスに悩んできました

SNSはコミュニケーション型のサービスですので交流していくことが大切になってくると思いますが時間は限られます

同じSNS運用で悩みを抱えている人も多いと思います

ここにも日々SNSとの向き合い方に悩んでるものがいますのでお互いにがんばっていきましょう

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