ビジネス書の世界的ベストセラー
自己啓発の王様本とも言われます
普遍的な正しい原則にもとづいた7つの習慣は仕事だけでなく、私生活や家庭生活においても有効的な習慣です
ただ書かれてる内容は翻訳の言い回しもありますが1度読んだだけでは理解し実践していくには難しいです
定期的に読み返したい1冊です
書籍情報

著者 スティーブン・R・コヴィー
出版社 キングベアー出版
パラダイムと原則について
パラダイム
私たちが物事を見るときの見方、感じ方のことです
過去の経験が見方に影響を与え、同じものを見ても人によって感じ方に違いが生まれます
パラダイムシフト
私たちのものの考え方はパラダイムによって支配されているので行動を変えたいときは単純に「行動を変えよう」とするのではなく、その前提となるパラダイムを変化させる必要があります
インサイド・アウト
自分内面から始めるという意味で、何か問題が起きたとき環境や他人のせいにすることなく、まず自分自身に目を向けて状況を変えていく考え方です
「問題は自分の中に存在する」ということ。これがインサイド・アウトの本質であり、そこから自身の成長の機会を掴み取ることによって真の成功へと繋がっていくのです
第一の習慣 主体的である
ここで「関心の輪と影響の輪」という言葉が出てきます
- 関心の輪
-
自分が関心を持っている事柄
- 影響の輪
-
関心の輪の中で自分が直接コントロールできるもの
主体的であるということは「今の自分の人生は自分の選択の結果だ」と考え、「それゆえにこれからの人生も自分で選択していくことができる」ということです
うまくいかないことを周囲や環境のせいにしてしまうのは簡単ですが、それではいつまで経っても「主体的」に生きていくことはできません
なのでまず自分がコントロールできることは何かを見極め、できることに集中していくことが重要です
第二の習慣 終わりを思い描くことから始める
ここでは達成したいゴールをイメージすることが大切であると言っています
ゴールを決めないとどっちに進んでいいか迷ってしまいますよね?
ゴールをしっかりイメージすることでそこから逆算してどうしていけばいいかを考えやすくするのです
第三の習慣 最優先事項を優先する
ここでは「時間管理のマトリクス」が出てきます
・私たちの活動は、緊急度(高・低)と重要度(高・低)の2軸によって4つの領域に分けることができる
・第二領域(緊急ではないが重要な事柄)に集中することが効果的な自己管理の目標である
・第二領域に上手く取り組むために1週間単位で計画する
・7つの習慣はすべて第二領域に入っている
相互依存のパラダイム
わたしがあなたに対して礼儀正しく接し、親切にし、約束を守れば信頼口座の残高が増える。残高が多くなるほど、あなたは私を信頼してくれるから、私は必要なときにいつでも、あなたの信頼を頼ることができる。何かを失敗しても信頼残高が多ければ、それを引き出して補うことができる。
7つの習慣 より
信頼口座
古い預け入れはどんどん減っていくので
夫婦関係や親子関係など身近で長く続くものほど信頼残高に気をつけなければならないというもの。
普段一緒に生活してる家族ほど自分のことを理解してくれるだろうと思い雑な対応をしてないだろうか?
家族の反応は自分の信頼度をそのまま写す鏡になるだろう
身近な相手ほど「わかってくれるだろう」ではなく、丁寧に接していきたい
第四の習慣 Win-Winを考える
Win-Winとは自分も勝ち、相手も勝つという考え方
これは協力して必ずお互いの利益になる結果を出そうとすることです
Win-Winを成り立たせるための5つの柱
- 人格 すべてがこの土台の上に築かれる
- 人間関係 お互いに信頼残高を高める
- 協定 お互いに期待することを明確にする
- システム 行動の評価の仕組み作り
- プロセス 第五、第六の習慣に関係してくる
第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解してされる
ここではまずは相手の話を注意深く聞くことに触れています
自分の都合で話すのではなく、相手側に立ち共感するようにして話を聞く。
そこから相手の言葉を自分に置き換えて言葉にします
人間は理解されたいものです
まず先に自分が相手を理解することに努めましょう
第六の習慣 シナジーを創りだす
シナジーとは相乗効果、1+1を2よりも大きくすることです
そのためには
強い信頼関係
Win-Winを考える姿勢
相手を理解しようとする努力
が重要です
第七の習慣 刃を研ぐ
肉体的側面 自分の身体を大切にすること
精神的側面 自己リーダーシップを発揮すること
知的側面 継続して学ぶ姿勢をやめないこと
社会・情緒的側面 普段の生活の延長線上なのでそこまで時間はかからないが、訓練は必要。人との関わり、コミュニケーションを怠らない
まとめと感想
正直に言うと1番すんなり自分に入ってきて気をつけなければいけないと思ったのは、7つの習慣より途中で出てきた信頼口座のところでした
自分の家庭を持てたからこそ円満な家庭環境であり続けていくために、家族こそ普段から丁寧なコミュニケーションが必要だと感じました
1冊読み切るのにかなり時間がかかりましたが理解しきれてない部分も多いです。
自分の中に落とし込んでいくには定期的に読み返して理解を深めていきたいです